*2024年度会長:京都支部 奥野蒼斐(昨年度より続投)

会長 所信表明

                                                                                                        京都支部 1 回生 奥野蒼斐

この度 2023 年度の ISA 会長に立候補させていただきました、京都支部 1 回 生の奥野蒼斐です。立候補に際しまして、私の所信表明を述べさせていただきた いと思います。

まず始めに、私が今回会長に立候補させていただいた理由についてお話しし ます。一つ目は、簡単な言葉にはなりますが、組織としての“活気”が足りていな いと感じたからです。今年の9月に行われた全国合宿コミの経験を通して、プロ グラム参加者が中々集まらない、1回生がほとんどいないといった、その実態に 気づかされました。もちろん、参加を見送る理由として、距離や金銭面、企画自 体の魅力不足や用事と被っている等の理由も十分に考えられるでしょう。しか し、その理由の一端として、会員が企画に前のめりになれない、新しく入った会 員が最初の一歩を中々踏み出せないといった空気感が ISA 内にあるのだとすれ ば、会長として、その空気感を大きく変えていきたいと強く思いました。 二つ目は、純粋な興味からなるものです。実際に多くの ISA 会員や現会長とお 話をしていくなかで、徐々に対面活動が増えてきていること、そして来年度には 海外プログラム実施が期待できるといった話を多く聞きました。まさに ISA の

再興期とも言えるこの時期を引っ張っていく、会長という役職に興味深さを感 じ、立候補するに至りました。

次に、私が会長となった際にどのようなことを実現していきたいのかについ て、以下の点について語らせていただきます。

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支部の復興、拡大
外に向けた広報の改革
海外プログラム

まず1の支部についてです。私自身、出身が東北ということもあり、支部が西 日本にしかないことに関して、入会当初から疑問を感じていました。地域的な縛 りによって、入会の機会が失われる不平等さは変えていくべき課題であると思 います。また、現在、東京在住の会員が個人会員という扱いになっていることを ご存じでしょうか。名古屋支部についても、衰退していると言わざるを得ない現 状です。かつては確かに存在したこれらの支部の復興、そして東日本を含めた新 たな地域への進出を主導していきたいと考えています。

2に関して、新規の会員に向けた広報の仕方を今以上に変えていく必要性が 大きくあると感じています。上記の支部の話にもありますが、より多くの人に機 会を提供していくことはとても重要なことです。さらに、広報の改善によって新

規会員が増加すれば、現事務局が取り組んでいる支部会の活性化についての問 題も解決可能です。

では一体、現状の支部や広報の問題点をどのように変えていけるのか、その具 体的な手段について模索中ではありますが、1や2の取り組みを成功させる第 一のステップとして、新たな役職の設置ないし広報部長の役職内容の分離を考 えています。1の支部の復興や拡大を行うには、地域ごとに焦点を当てた勧誘が 必要となり、2の広報でも現状からさらに仕事量が増えるため、例えば、現会員 に向けた「内部広報」と新規獲得を目的とした「外部広報」といった、新しい役 職の追加も視野に入れる必要が出てきます。そして、この新役職の業務として、 大学ごとに情報発信をしたり、他団体とのコラボなどを通して、現状の SNS の 活用だけでは周知できなかった層にさらに勧誘したりしていきます。

また、3の海外プログラムの実施に関しては、現会員にとって学びのある活動 を提供するためにも、そして新入生にたくさんの興味を持ってもらうためにも、 絶対に実現していきたいポイントになります。この点に関しては、Exプログラ ム等を経験している OB・OG 世代や現4回生とコンタクトを取るなどして、海 外派遣部長のサポートができればと思っています。

最後に私の理想とする会長像の根幹には、ISA 全体の活性化というものがあり ます。コロナ禍を通して、最近の ISA では国内での繋がりを重視した活動が行

われてきました。来年度は国外を意識し、歴史と伝統のあるこの組織に新しい風 を吹き込むことで、今まで以上に ISA の活動が盛り上がることを期待していま す。もちろん私一人では先に述べたような目標の達成は難しいです。皆様のお力 添えと共に、精一杯活動に尽力していきたいと思います。

 以上を持って、私の所信表明とさせていただきます。 

 ご精読ありがとうございました。 

 

 

                                                                                                                                                                                       

 

 

質疑応答

コメント: 7
  • #7

    奥野蒼斐 (日曜日, 23 10月 2022 16:50)

    ご質問ありがとうございます。
    京都支部1回生の奥野蒼斐です。
    まず、遼真さんからご指摘いただいたOB・OGの協力が得られなかったらどうするか、という点についてですが、個人的には、現時点で継承されている情報・コネクションを基に新しいやり方を探していくしか無いと思っています。コロナ禍を通して、国内だけで無く当然国外の状況も大いに変化しました。コロナ以前に行われていた時と同様のやり方や内容でプログラムを開催できるかという点には考える余地があると思います。ならば、まずコロナ以前まで提携していた団体との活動が継続できる状態にあるのかを精査し、可能なら時代に合った進め方を、場合によっては新しい提携先を探していくといったことも必要なのではないか、というのが現時点での私のイメージになります。海外プログラムへの内情に詳しくないため回答が抽象的となっていますが、以上を現時点での考えとさせていただきます。
    次に龍平さんからのご質問にお答えさせていただきます。
    ①に関して、1年という任期の中でまず大事となってくるのは、新歓活動を行う前の行動だと考えています。例えば支部の再興という点では、名古屋や東京支部のかつてブランチとなっていた大学にアプローチしていくところから進め、会員を受け入れる体制を整えます。支部の展開については、新歓活動の前に、新たな支部を引っ張ってくれる人(支部長)や新支部の土台となってくれる人を探し、コンタクトを取っていきます。そして、会員が安心して支部に所属できる状態を整えた上で、新歓の時期に既存の支部の会員増加と新たな支部の会員募集を行っていきます。ある程度の人数がいれば支部を立ち上げることは可能ですが、それよりも重要なことはそれを継続させることだと思っています。新歓の時期以降は、会員の定着と来期以降の継続的な会員獲得に焦点を当てて活動していきます。また、どのくらい支部を増やしたいのかという質問ですが、ISAの支部が未だ無い地域として、ゆくゆくは四国・東北・北海道地方にまで広げていきたいと思っています。
    ②のコラボに関して、コラボといっても色々な形があると思っています。例えば、いくつかの団体と協同して海外渡航や国内プログラムを行うなど、規模が大きいものもあれば、新歓の時期に合同で説明会を行うなど、比較的規模の小さい範囲でのコラボも可能だと思います。当然、ISAの本筋の活動が疎かになっては元も子もないので、あくまでコラボという形で組織外部に目を向けられればと思っています。
    以上でご質問に対する回答とさせていただきます。

  • #6

    田穂龍平 (土曜日, 22 10月 2022 15:41)

    2022年度ISA会長の京都支部3回生 田穂龍平です。
    所信表明の方を拝見させていただきましたがこれからのISAに重要なポイントを指摘しており、また国外を意識していくというところで是非とも応援したいと思いましたし、これからもっと国外での活動を増やしていってほしいと思いました。
    そこで早速質問が2つあります。
    ①まず1の支部というところについて、支部の復興・東日本への支部の展開というところで具体的な考えやまたどのくらい支部を増やしたいのか或いは復興させたいのか。一年という任期の中での具体的な目標設定をお聞きしたいです。
    ②2に関して…のところで述べられていた他団体とのコラボとありますが、どういった内容のコラボレーションを想定しているのか気になったのでお聞きしたいです。
    質問は以上となります。
    独自のアイデアなども所信表明の中で述べられていてISAについて考えていらっしゃることが伝わりました。国外での活動が増える年になり、会長職は大変だと思いますが当選された暁には是非頑張って欲しいと思います。

  • #5

    田代遼真 (土曜日, 22 10月 2022)

    2022年度財務部長の田代遼真です。

    所信表明を拝見させていただきました。現状の問題と今後の具体的な目標を整理して述べられており、とても共感できる部分が多かったです。

    その中でも、私からは海外派遣プログラムについて質問させていただきます。

    私も現在渡航を伴うプログラムの再開に向けて模索しているところではありますが、万が一、I.S.A.のOB・OGの方々の協力が得られなかった場合にどのようにプログラムを行っていくか、意見を頂戴したいです。

    抽象的で難しい質問かもしれませんが、今後の活動の参考にさせていただきますので、現時点で考えていることをお答えいただきたいです。よろしくお願いします。

  • #4

    奥野蒼斐 (木曜日, 20 10月 2022 22:40)

    ご質問ありがとうございます。
    京都支部 1回生の奥野蒼斐です。
     まず役員募集のタイミングについてですが、事務局役員の選挙と同じタイミングで募れればと考えています。活動を周知する時間を考慮すれば、可能な限り早い段階で募るべきだという考えからです。しかし当然、仕事内容が明確となっていない時期での募集は、混乱を生むという観点からも避けたいので、なるべく早く活動の指針を明示できるように努めたいと思います。
     また、外部広報の仕事内容としましては、真実さんも指摘していただいている新歓活動の活発化を促す目的として、新歓企画の運営をその1つとして行っていきたいと考えています。もちろん、既にISAの伝統を受け継ぐ大学の会員個人に積極的な活動をしてもらいたいのですが、その自主性に全面的に期待するというよりかは、新歓の時期に向けて一種のプログラムという形でコミ・メンバーを募り、役職という形で活動を促すことでより効果が期待できるのではと思っています。
     しかし、ご指摘があった通り、広報活動の元手が無い地域に関しては、活動がとても難航すると予測できます。現時点でのアイデアとしては、全国に存在するISAと似た信条を持つ団体組織や同系統の活動を行っている大学サークル等との関わりを作っていくことで、その波及効果として、新たな地域での活動の周知が可能となってくるというものです。確かな伝統とその規模を有するISAには十分な信頼性があると言えるので、こういった広報の仕方もありなのではと感じます。

    ご不明な点などあれば再度ご返答させていただきます。よろしくお願いいたします。

  • #3

    内村真実 (木曜日, 20 10月 2022 17:02)

    所信表明拝見させて頂きました。
    企画部長の内村真実です。
    外部広報と内部広報の役員はいつから募集を始め、始動していくのでしょうか。
    また、内部広報の仕事は従来のものと大差ないかと思いますが、外部広報の仕事は具体的にどのようなものになるのでしょうか。
    現段階で支部やブランチを持つ大学ではそこにいる会員に新歓等の活動を活発化してもらえばいいと思いますが、まだ支部や会員が居ない地域での広報はかなり難しいものになるかと考えました。
    そのあたりの詳しい方針等、多少なりとも考えられていたらお聞きしたいです。

    外部広報や内部広報は確かに必要だと感じたので、質問させて頂きました。
    よろしくお願い致します。

  • #2

    田穂龍平 (火曜日, 30 11月 2021 13:42)

    ご質問ありがとうございます。
    京都支部2回の田穂龍平です。
    所信表明の③について、ご指摘ありがとうございます。原田さんの仰ったように、確かに役職ごとであってもただ引き継ぎ書を渡すだけになってしまい、追加で説明できないのではスムーズに引き継ぎを行えるということには直結しないということになります。これについては私も同意見であり、理解が及んでいなかったということで申し訳なく思います。その上での、スムーズに今後引き継ぎを行うために私が行いたいことは何かという質問ですが、現時点では明確な意見や案がないという答えになってしまいます。ですが、今の1、2回生はオンラインのプログラムしか経験しておらず、対面でのプログラムを行う機会がありませんでした。今後そういったプログラムを対面で行う上で、対面での企画で実際に参加、運営したことのある上回生の方々がISAに在籍している間に、引き継ぎ書だけでなくどのように運営を行うかなどの追加の説明なども必要だと私は感じています。そのため、なるべく早くこの問題点については対処したいと思っています。以上でご質問に対する私の回答とさせていただきたいと思います。ご不明な点や疑問点など何かあればまたご返答させていただきたいと思います。

  • #1

    原田茉鈴 (日曜日, 28 11月 2021 22:43)

    お疲れ様です。所信表明拝見致しました。
    事務局企画部長の原田です。
    ③についてですが、ここで結論を申し上げてしまうと、引き継ぎできていません。というより、事務局はプログラム主催側ではないので、役職ごとであっても誰か1人がまとめてであっても引継ぎ書を管理しているだけに過ぎません。もし次の実行委員が現れても引き継ぎ書を渡すことしかできず、何か追加で説明できる訳ではないです。
    なので、引き継ぎ書などの管理を役職ごとに行えばスムーズに活動が再開できる、というのは難しいかなと思います。
    その上で質問なのですが、スムーズに引き継ぎする為に田穂さんが他に行いたいことはありますでしょうか。
    引き継ぎの件は大変になるかと思いますが、当選された暁には頑張ってください。