代表挨拶


   日本国際学生協会(以下 I.S.A.)は「世界平和達成への貢献」を理念として掲げ、学生の手による諸外国との文化交流および対話を通じて相互理解の深化に努める学生団体です。


私たちが日本という国で生きている限り、平和が脅かされたと感じるような事態に遭遇することは滅多にないかもしれません。しかしながら、まだ世界では宗教の対立や資源を巡った紛争、女性差別などにより多くの命が奪われ、心身ともに豊かな生活を送ることができない人が大勢いるのが現状です。それを他人事として捉えてしまえばそれまでですが、果たしてそれでよいのでしょうか。グローバル化が進む現代において、諸外国とは切っても切り離せない関係にあります。だからこそ、私たちは何かアクションを起こさなければなりません。


では、学生である私たちに何ができるのでしょうか。それは、「対話」だと信じています。国家間の衝突によってできてしまった溝を、対話を通じてお互いの意見を交換したり、偏見を取り除いたりすることで解消できるのではないかと思います。小さな溝を少しずつ解決していくことがゆくゆくは世界平和達成への貢献に繋がるのではないでしょうか。


現在、I.S.A.には7つのプログラムがあります。世界各国から集まった学生と1週間議論をし、政策提言をする「国際学生会議」、各国からの学生を受け入れ、企業訪問やホームステイを通して交流する「International Week West Japan」、日韓における相互理解の促進と世界平和への貢献を目指す「日韓学生会議」、観光の視点から日本を知り、発信していく「学生ツーリズムサミット」、学生を海外に派遣し現地での生活や見学を通して異文化を理解し受容する心を育む「International Week」、韓国・ベトナム・フィリピン・モンゴル・インドネシアで現地での生活を体験し、現地の学生と交流する「Exchange Program」、協働を通した実践により自他ともに成長し、広い視野を持つことを目的とした「国際協働プロジェクト」。これらすべてが学生の自発的な欲求と積極的な努力によって運営されています。これらのプログラムが会員の世界平和に対する意識を高め、将来、国籍や文化などの枠にとらわれずグローバルに活躍する人材となることを切に願っています。


I.S.A.は本年で85年目を迎えます。これほど長い歴史を持つ学生団体は他に類を見ないのではないでしょうか。これは先代の方々の弛まぬ努力の賜物です。会長として、このI.S.A.が今後も10年、20年と永続していくことを望んでいます。そのためには会員として活動してくださる皆さんの力が必要不可欠です。


居住地や所属大学を問わず、学生である限りI.S.A.の会員となってプログラムの運営に携わったり、世界中の学生と交流することができます。全国の学生の皆さん、I.S.A.で充実した学生生活を共に送りませんか。

2019年度 日本国際学生協会会長

宮本 大輝